北海道出身である自分にとって六花亭のお菓子とは身近な存在であり、手軽に食べられるものでした。実家の家族は六花亭の大ファンで、常に家にはお菓子があるほど。ですので僕は六花亭のお菓子と育って来たと言っても過言ではありません。特に僕はストベリーチョコ、チョコマロンが大好きで、いつかお菓子作りに携わってみたいと小さい頃から思っていたので志望しました。

現在、あんこや羊羹などの和菓子を専門に作る職場で働いています。そこでの僕の仕事内容は、こしあんなどの元となる生餡を作ったり、白樺羊羹の充填作業、チョコマロンの中種を作っています。生餡を作る作業は普通の小豆以外にも、白色の豆、緑色の豆と色々な種類の豆から生餡を作り、和菓子に限らず洋菓子にも使われています。白樺羊羹の充填作業は、充填をする専門の機械を操作して、1時間に約3000本の白樺羊羹を作ります。チョコマロンの中種作りは、栗を細かくしたものとラム酒などを色々混ぜて、冷蔵庫で冷やし作ります。

自分に任された仕事を覚えて、出来るようになった後はとことん追求します。今自分がしている作業において、より効率を求めたり、より良い製品を安定して作るためにどうするかを考えます。僕は、同じポジションの人達とその都度1つのテーマを掲げ、そのテーマについてどうすれば達成できるのかを追求し、話し合います。そこから達成出来た時の感動は言葉になりませんし、そこにやりがいを感じています。

六花亭には様々な表彰制度がありますが、自分が入社した年の夏に職場MVPを自職場が獲得し、会社の表彰式に参加させて頂きました。表彰式といっても堅苦しいものでは全く無く、職場の先輩方と美味しいご飯を食べながら色々なお話をしたりと非常に楽しい交流の場です。自分達の仕事の成果が表彰されるのは非常に嬉しい事ですし、いつか他の賞も獲得したいという気持ちが仕事に対してのモチベーションにもなっています。

社内新聞「六輪」が毎日発行され、そこで自分の気持ちをなんでも話すことが出来、仲間と共有できる点だと思います。大きい会社ほど当然、働く人の人数は多くなる為、どこの職場で、どんな人が、どのような仕事をしているのかを知ることは出来ませんが六花亭は違います。毎日、社長自ら社員一人一人の声をしっかりと聴いて下さるため、自分たちも心置きなくお菓子作りに集中することが出来、自分らしさを発揮しやすいと思います。

お菓子作りは職人業なので、無口で怖い方が多いというイメージでした。しかし、いざ入社してみると、気さくで面白い方が多く、自分の思っていた堅苦しい職場というイメージは一切ありませんでした。自分は物忘れが多いですが、作業の事を何回聞いても怒らず親切に答えて下さる先輩しかおらず、思っていた以上に楽しく仕事をさせてもらっています。

六花亭は週休２日のシフト制なので、繁忙期を除いては休みの希望を出すことが出来ます。僕は釣りが趣味なので休日はゆっくり釣りに出かけたり、少し離れた実家に帰省したりと、休みの日は自由に自分の時間を過ごしています。趣味が多い人にとっても非常に過ごしやすい環境となっていますし、ゆっくり体を休める時間に使うのも良いと思います。

大きなファミリーです。これほど従業員一人一人の事を大切にし、親身に向き合って下さる企業は他にないと思います。仕事でも趣味でもそれ以外でも、自分の話に真剣に向き合って聞いてくれますし、職場の人達と喜怒哀楽を共にできます。そして自分と向き合い成長できるそんな場所だと僕は思っています。

僕が就職活動中に意識した事は、面接官に対して本当の自分の姿を見せること。本当の姿ではない自分で面接に臨んで内定を貰えても、いつか疲れて仕事が嫌になってしまうと思います。大切なのは「自分が会社の求める人材か」では無く、「自分はこの会社に合っているのかどうか」。絶対に自分を偽らず、自分らしさ全開で就職活動に臨んでください。