大学で専攻した経営学の講義がきっかけでした。六花亭を経営学の視点から解説していた場面があり、利益第一主義ではなく味や品質にこだわり、永く愛してくださる地元のお客様ファーストな姿勢に魅力を感じました。結果として、北海道外・国外のお客様にも愛されている六花亭は「海外の方へも日本の良い製品をお伝えしたい」という私の夢とも合っており、入社を志しました。
現在は札幌販売部に所属し、デパート店で販売員をしています。自分用のごほうびやお世話になった方への贈り物など、お客様一人ひとりのご要望に寄り添えるよう日々奮闘しています。約半年間の新入社員研修が帯広の工場・店舗であり、ラインで箱ものの詰め合せや各店へ納品される商品の積み込み、コールセンターでの電話受注など経験しましたが、そこで得たすべての知識が現在の仕事に役立っています。
先輩方が築いてきた「やっぱり六花亭さん」というお客様とのご縁はかけがいのないものだと感じます。新入社員なので店頭に立ってまだ数カ月ですが、私を覚えて声をかけてくださる方がいて、ご縁が繋がっていくのは本当に嬉しいことです。また、小さな「やりにくい」という違和感を、職場のメンバーみんなで常に考えながら改善して、仕事のしやすい環境にしていくのもやりがいを感じます。
初めてお客様から私宛に御礼のメールが来た日のことは忘れられません。お客様は「丁寧な心遣い」と表現してくださりました。嬉しくて家族へ報告すると、家族も大喜びで接客業を選んで間違っていなかったと思えた瞬間でした。そして、丁寧にメールを送ってくださる心優しいお客様がいるということにも大変感動しました。尊敬する先輩方から良いところをたくさん吸収し、感動してくださるお客様をもっと増やしたいです!
コロナの流行で社内行事、社内旅行は行けていませんが、内定式で餅つきをしたのは印象に残っています。つきたてのお餅をおしるこにしていただいたときは、美味しくておかわりしてしまいました。
大きな特徴は社員・パートナー・アルバイト全員と、地区・職場を超えて繋がっていられることです。毎日発行される社内新聞『六輪』では、日々感じていることやお客様の反応などを発信。社長からコメントが付いたり、初対面の方に「いつも六輪で見てるよ」と言っていただけたりして、応援してくださる方を身近に感じることができます。六輪には社長の欄があり、率直な言葉が綴られているので、トップとの距離も近く感じられます。
仕事中はたくさんの人に関わるので、休みの日は基本的にまったり過ごしています。初ボーナスで買ったフィルムカメラで写真を撮りにでかけたり、美味しいご飯屋さんを開拓したり。最近は海外からのお客様もたくさんいらっしゃるので、英語の勉強がてらYouTubeで世界中を旅する方の動画を見て、海外旅行の妄想を膨らませて楽しんでいます。休みが多いので、自動車学校との両立ができるのもありがたいです。
季節感・季節行事を大切にしている会社と知ったときに印象が変わりました。入社前は、六花亭と言えばマルセイバターサンドなどの定番商品のイメージしかありませんでした。しかし、季節を彩る数々の商品もどれも魅力に溢れていると気が付きました。気温や風景、においで感じるように、お菓子でも季節を感じ、楽しむ豊かさを提供している粋な企業だと思います。
自分らしくのびのびと働ける場所です。接客マニュアルはなく自分でお客様のためにと考えたことは行動に移して良いので、失敗に怯えすぎることなく仕事ができます。包装や熨斗、言葉遣いや所作など努力しなければいけないこともありますが、どれも自分の成長につながるうえに、お客様が「六花亭で買い物できてよかった」と感じてもらえるためなら達成感にも繋がります。
就職活動中は特に、将来へ対して漠然と不安を抱いている人も多いと思います。私もそうでした。しかし1年間の社会人経験から、自分の捉え方次第で、仕事も私生活も充実したものにできると感じ始めています。どんな職業に就こうと、自分なりの前向きな視点をもって、まずは経験してみるのもいいのではないでしょうか。そして、研究、留学、アルバイトなど学生生活でしかできないことに精一杯取り組んでください。今しか感じられない感性を大切に。